初心者のためのFate/Grand Order~ゴリラ殺し編~
・初心者はどのサーヴァントを育てるべきか?
デジャヴか?
FGO、5章までは簡単なんですよ。先述した概念礼装にだけ気を付けてフレンドのレベル90とかレベル100のサーヴァントさえ借りてれば楽勝なんです。
ただ、6章が開幕即おしまい。目玉が……、騎士が……、スフィンクスが……。怖い、怖いよ……。第1節を乗り越えても地獄は続きます。ボスがなんかズルしてるんですよ。私はこの章に登場するあるサーヴァントのことを今でもぶち殺す……!と憎み続けています。
ということで、そいつをブッ殺すためのサーヴァントを二騎紹介します。
・エウリュアレ
星3 エウリュアレ
えうえう。五次ライダーの姉であり、FGO劇中では第3章に登場。
男を殺すためだけに生まれ落ちた存在。あの門番糞ゴリラは男なので殺しやすいです。
所有カードがBuster1枚・Arts2枚・Quick2枚でA宝具のため、星4エミヤや星5オリオンなどと相性がいい。オリオンも男絶対殺すウーマンなのでフレンドにいる場合は積極的にオリオンと組ませてロリコンゴリラを殺そう。
聖晶石召喚の他、フレンドポイント召喚でも排出される。6章まで毎日フレポ召喚をしていれば宝具5もそう難しくないだろう。
スキル構成は敵単体のチャージを減らす+自身のNPをチャージする吸血、異性の敵単体を行動不能にする魅惑の美声、自身のArtsカードを強化する女神のきまぐれ。
吸血は確率で発動の上、そこまで高確率ではない――スキルレベル10でも100%ではない――ため、ボス相手には過信せず、保険として「1ターン足止めできるかも」くらいに考えた方がいい。ただ、ゴリラに関してはこの「チャージが1減る」というのがなかなかに効果的なので、是非成功したいところ。自身のNPチャージは確定のため、基本的にはこの効果だけを狙うことになる。
魅惑の美声はスキルレベル5で吸血レベル10の確率を超えるため、低レベルであってもそこそこの確率で行動不能状態にできる。とはいえレベル10でないと成功率が100%にならないので外れることもあるが。
女神のきまぐれは分かりやすく攻撃力を上げるもの。3ターン継続するため、宝具展開ターンに効果が切れないよう使用したい。バフ効果は同じ内容の効果は加算だが、別内容のバフは乗算で計算されるため、Artsアップ効果の女神のきまぐれの場合、魔術礼装・カルデアの攻撃力アップ、星5ドレイクの宝具威力アップ、星5新宿のアーチャーの宝具による敵の防御力ダウンなどと重ねよう。
宝具の効果は「単体[男性]特攻攻撃[Lv.1~]+魅了<OCで確率アップ>+攻撃力ダウン」。
単体[男性]特攻攻撃は宝具レベルによって威力が上がるため、できれば宝具レベル5にしたい。バフ状況にもよるが、レベル90宝具1オリオンよりもレベル70宝具5エウリュアレの宝具の方がおおむね火力は高い。
魅了は前回の「魔性菩薩」の項で説明したように、オーバーチャージで確率が上がるもの。とはいえOC一段階(100%チャージ)でも魅了確率は100%のため、ほぼ外れない※ので、わざわざ魔性菩薩を装備させる必要はない。宝具威力を上げたいならゴールデン相撲やフォーマルクラフト、黒の聖杯などを装備させよう。また、宝具レベルが2~4の場合200%、レベル5の場合300%までチャージすることができるが、以上のようにOCする恩恵が少ないため、なるべく100%溜まり次第即撃ちたい。
※門ゴリ糞野郎は対魔力というクラススキルを持っているため、100%でもMISSする可能性は低確率だがある。
攻撃力ダウンは通常の敵になら効果があるが、ここで仮想敵としている ゴリラの脅威は宝具による攻撃にあるので、ちょっとしたオマケ程度と考えていいだろう。
エウリュアレの運用についてだが、スキルと宝具で魅了効果が二つあるため、まずはほぼ確定で入る宝具で魅了し、魅了が解除されたターンでスキルの魅了を使い、運がよければ2ターンを稼ぐ、という使い方をしたい。
そのため、敵スタンの要たる魅惑の美声と宝具威力を底上げする女神のきまぐれのスキルレベルを優先して上げよう。吸血はチャージ減が低確率であり、NPチャージも「レベル9で凸虚数魔術と合わせて100%」というくらいに少ないため、余裕がある場合のみ、自前のNPチャージ礼装と相談して上げよう。
初期スキルは吸血だけで、魅惑の美声は霊基再臨一段階(レベルを30まで上げる)で追加、第三スキル女神のきまぐれは最終再臨(レベルを60まで上げる)し、強化クエストをクリアすることで解放される。スキルレベルはともかく、最低限、最終再臨させて幕間の物語、強化クエスト共にクリアしておこう。
・おすすめのアタッカー
次に、エウリュアレと相性のいいサーヴァントを紹介する。
今回はゴリラ討伐を前提としているため、出撃するサーヴァントは全てアーチャークラスが望ましい。前述のバフの重ねがけで紹介したドレイクは正直ロマンを求めたものでしかなく、クラスがライダーのためここでは除外する。
星5 オリオン
攻撃力アップと男性特攻のスキルを持っており、1ターンの回避もできるため生き残りやすい。回避はゴリラの宝具ターンに合わせて使おう。男性特攻は1ターンしか付与されないため、必ず自身の宝具展開ターンに使用したい。宝具にチャージ減効果があるため、この点でもエウリュアレとのシナジーがある。
基本的にサポート枠にはフレンドのオリオンを選びたい。
星4 トリスタン
NPチャージスキルを持っているが、それ以上に有用なのが回避スキル。オリオンは自身への回避状態付与だったが、こちらは味方全体に回避を付与する。
とはいえ6章クリア後にストーリー召喚限定で追加されるサーヴァントであり、クラス別ピックアップや特異点ピックアップ、円卓の騎士ピックアップなどが行われていない限り、6章プレイ中に召喚することは不可能なため、フレンドから借りることが前提となる。――のだが、どうせ借りるのなら星4より星5の方が強いため、オリオンとトリスタンが並んでいたら、トリスタンを選ぶ必要はない。私は悲しい……。
星3 ダビデ
ということでダビデです。みんな大好き星3サーヴァントであり、しかも第3章のクリア報酬でもあるので(売却していない限り)確定で一騎は持っているはずだし、宝具レベルも望めるでしょう。
ゴリラに石投げて殺したことで有名なわんぱく小僧なのでゴリラ討伐に最適。
ATKが星3アーチャーで最も高く、何より全体回避スキルを所持しているので、ゴリラの宝具を1ターンだけ受けきることができる。NPチャージスキルこそないが、味方全体の攻撃力アップができるため、エウリュアレの宝具威力をさらに上げることができる。
ゴリラ殺しのために育成すべきサーヴァント二騎目はマシュ。
・マシュ・キリエライト
星3 マシュ・キリエライト
マシュは序盤はかなり弱く、真価を発揮するのは6章クリア後なのだが、それでも育てるべき理由はある。
カード構成はBuster2枚・Arts2枚・Quick1枚でA宝具のため、Aチェインを狙いやすい。
スキルは味方全体の防御力をアップする今は脆き雪花の壁、味方単体に1T無敵付与+NPチャージの時に煙る白亜の壁、自信にターゲット集中状態を付与+NP獲得量アップの奮い断つ決意の盾。
今は脆き雪花の壁は防御の要となるため、なるべくスキルレベルを上げておきたい。
時に煙る白亜の壁はスキルレベルを上げても無敵ターン数が増えるわけではなく、スキルレベル最大でもNPが20%しかチャージされないため、(チャージ量が多いに越したことはないが)育てる必要はあまりない。アタッカー……今回想定するパーティではエウリュアレやオリオンを宝具から生かすために使いたい。
奮い断つ決意の盾は敵の攻撃を1ターンの間全て自分が受けるという効果だが、今回想定しているゴリラの宝具は全体攻撃のため、 宝具ターンではなく通常攻撃ターンに発動しよう。レベルで変化するのはNP獲得量のパーセンテージのみなので、こちらもスキルレベルを上げる必要はない。
宝具効果は「味方全体の防御力アップ<OCで効果アップ>+味方全体にダメージカット状態を付与[Lv.1~]」。ゴリラ戦の時点ではマシュの宝具はLv.1のため、オーバーチャージするには魔性菩薩か星4エジソンのスキルが必要。
マシュは防御アップスキルと無敵スキル、防御+ダメージカット宝具を適切なタイミングで発動する壁役として育てたい。ゴリラ戦時にはまだ発展途上といった能力だが、そこを乗り越えると6章クリア直前で大幅な強化がされる。ある種の先行投資のようなものだが、以降、マシュはカルデアの主軸となる。育てて損はない。
マシュはエクストラクラスのため、通常の種火では経験値量が少なく、必然、マナプリズムで交換できるALL猛火を使うことになる。星5ぬを持っていてどうしても育てたい、などの場合を除いて、ALL種火は優先してマシュに使いたい。
・おすすめのサポーター
オリオンの項ではアタッカーを紹介したが、こちらではサポーターとして優秀なサーヴァントをいくつか紹介する。
星5 諸葛孔明
フレンドから借りる場合はスキルマにしてあるかを確認しよう。スキルマしてない孔明に人権はない。
スキルを全て発動すると味方単体のNPを50%チャージ+それ以外の味方全体も20%チャージされる。宝具はスタン効果がありArts宝具のため、Aチェインが狙いやすい。上に挙げたサーヴァントたちはどれもAが多めの編成となっているため組ませやすいだろう。
星5 マーリン
味方全体のNPを20%チャージするスキルの他に、味方全体に無敵を付与できる。トリスタン/ダビデと孔明のいいとこどりのような能力である。マシュの無敵、マーリンの無敵、魔術礼装の回避で三回ゴリラの宝具を受けることができる。
三つ目のスキルは味方単体に効果があるもので、Buster強化+クリティカル威力強化+最大HPアップ。3ターンの間、味方単体のHPが2000~3000アップした状態になる。
宝具はスタン効果こそないが5ターンの間味方全体のHP回復+NP増加+スター獲得。スター獲得のみ自分が死ぬと効果が消えるが、前二つは残り続ける。エウリュアレや孔明がスタン状態による足止めだったのに対し、こちらは味方の耐久力を上げるもの。
星5 ジャンヌ・ダルク
ルーラークラスのため、マシュや孔明、マーリンと違い、防御相性に限り属性優位を持てる。
高確率のスタン付与スキルが強いが他のスキルはそこまで実用的ではない。
宝具効果は「味方全体に無敵付与(1T)+防御力アップ(3T)[Lv.1~]+HP回復(2T)<OCで回復量アップ>」。マーリンのスキルと宝具を足したような内容だが、宝具を強化するクエストをクリアしていないとこれに加えて2ターンのスタン状態が付与される――つまり2ターンの間、使用不可のコマンドカードが配られまともに三回攻撃できなくなる可能性が増える。そのため、自分で育てる場合は強化クエストをクリアすることが前提となる。
・おわりに
私はゴリラと戦ったとき、毎回令呪コンティニューをしている。
一度撤退してもう一回戦っても勝てないなと思ったときは潔くコンティニューするのも手だ。だが、石を割ってコンティニューするのはおすすめできない。石を割るくらいなら戦力を底上げした方がいい。
コンティニューしないとゴリラすら殺せないような負け犬の解説を読むよりも以下の記事を参考にしよう。6章が近付いてきたら一読してほしい。なお、記事中に星5サーヴァント、星5概念礼装、期間限定で現在入手不可のサーヴァント・概念礼装が含まれていることに注意されたい。
次回は「マナプリズムの集め方・使い方」、「ガチャを引くタイミング」について解説する。